中古ロードバイクを探していると、同じようなモデルでも「ディスクブレーキ」と「リムブレーキ」という2種類のブレーキが存在することに気づくでしょう。
「どっちが良いの?」 「自分にはどっちが合っているの?」
ブレーキは、走る「速さ」だけでなく、止まる「安全性」に直結する最も重要なパーツの一つです。特に中古車選びでは、それぞれの特徴を理解し、自分の用途に合ったブレーキシステムを選ぶことが非常に重要になります。
この記事では、ロードバイクのブレーキの基礎知識と、中古車を選ぶ際のポイントを分かりやすく解説します。
第1章:ロードバイクのブレーキ、2つの主流
現在、ロードバイクのブレーキシステムは、大きく分けて「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」の2種類が主流です。
1. リムブレーキ(キャリパーブレーキ)
ホイールの外周部(リム)をゴム製のブレーキシューで挟み込んで制動する、伝統的な方式です。長年ロードバイクの標準とされてきましたが、近年はディスクブレーキに取って代わられつつあります。
- メリット:
- 構造が単純で、メンテナンスがしやすい。
- 軽量。
- 中古市場での選択肢が非常に豊富で、価格も手頃なものが多い。
- デメリット:
- 雨天時や濡れた路面では制動力が落ちやすい。
- リムが摩耗するため、長期的に見るとホイール(リム)の交換が必要になる。
- 太いタイヤ(一般的に28C以上)が履けない場合が多い。
2. ディスクブレーキ
ホイールの中心部に取り付けられた金属製の円盤(ローター)をブレーキパッドで挟み込んで制動する方式です。MTBやオートバイでは一般的でしたが、近年ロードバイクでも急速に普及し、現在の新車の主流となっています。
- メリット:
- 天候に左右されず、常に安定した強い制動力を発揮する。
- 軽い力でブレーキが効くため、長い下り坂でも手が疲れにくい。
- リムが摩耗しない。
- 太めのタイヤ(28C、30C、32Cなど)が履けるモデルが多い。
- デメリット:
- リムブレーキに比べて重量が重くなる傾向がある。
- 構造が複雑で、メンテナンス(特に油圧式の場合)には専門知識や専用工具が必要になることが多い。
- 比較的新しい規格のため、中古市場での選択肢はリムブレーキほど多くなく、価格も高めになる傾向がある。
第2章:さらに細かく!作動方式による違い
ディスクブレーキには、さらに「機械式(メカニカル)」と「油圧式(ハイドロリック)」という2つの作動方式があります。
1. 機械式ディスクブレーキ
ブレーキレバーからワイヤーを引っぱることでブレーキを作動させる方式です。
- 特徴: 構造が単純で、メンテナンスはリムブレーキに近い感覚で行えます。価格も比較的安価です。
- 注意点: 油圧式に比べるとレバーの引きが重く、制動力も劣る場合があります。
2. 油圧式ディスクブレーキ
ブレーキレバーを引くと、オイル(フルード)の圧力が伝わってブレーキを作動させる方式です。現在のディスクブレーキの主流です。
- 特徴: 非常に軽い力で強力な制動力を発揮します。コントロール性も高く、雨の日でも安心です。
- 注意点: メンテナンス(オイル交換やエア抜きなど)には専門知識が必要で、ショップに依頼するのが一般的です。
第3章:中古車選び!あなたに合うブレーキはどっち?
では、中古ロードバイクを選ぶ際、どちらのブレーキを選べば良いのでしょうか?判断基準の例をご紹介します。
リムブレーキがおすすめな人
- とにかく予算を抑えたい人: 中古市場には手頃な価格のリムブレーキ車が豊富にあります。
- 軽量性を重視する人: 特にヒルクライム(坂登り)をメインに楽しみたい場合、リムブレーキの軽さは魅力です。
- 自分でメンテナンスを楽しみたい人: 構造が単純なので、整備の基礎を学ぶのに適しています。
- 晴れた日のサイクリングがメインの人: 雨の日に乗らないのであれば、リムブレーキでも十分な性能を発揮します。
ディスクブレーキ(特に油圧式)がおすすめな人
- 雨の日も通勤・通学などで乗りたい人: 天候に関わらず安定した制動力は大きな安心感につながります。
- ロングライドやイベントを楽しみたい人: 軽い力でブレーキが効くため、長時間の走行や長い下り坂でも疲れにくく、快適に走れます。
- 太めのタイヤで快適に走りたい人: 乗り心地を重視する方や、ちょっとした未舗装路も走ってみたい(グラベルロードなど)方に最適です。
- 握力に自信がない人(女性など): 軽い力でしっかり止まれる油圧式ディスクブレーキは特におすすめです。
まとめ:ブレーキは安全の要。自分のスタイルに合わせて選ぼう!
ブレーキは、ロードバイクを安全に楽しむための最も重要なパーツです。
中古車選びでは、価格やデザインだけでなく、自分の走行スタイルや目的に合わせて、最適なブレーキシステムを選ぶことが大切です。
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