MERACH S13 Zwift対応 自動負荷調整の罠

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こんにちわ。Bicycle Styleです。久々の投稿ですが、自転車をやめていたわけではありません。
冬から花粉症の春にかけて外でライドする機会は減ってしまいますが、むしろ自転車趣味は加速しています。

さてタイトルにもある、最近買ったインドアバイクですがMERACHのS13を購入しました。
実は、その前にMERACH CC3 PROを実は買っていてZwiftを楽しんでいました。

Zwiftを続けていくうちに、やっぱり勾配に合わせて負荷が変わるという自動負荷調整機能は非常に魅力的に見えてきました。
CC3 PROでMERACHの信頼性の高さは知っていたので、自動負荷調整機能付きのS13をずっと気にしていました。

そして遂に我慢できなくなりS13を購入しました。
使ってみて、想像していなかった罠が潜んでいたので購入を考えている方の参考になればと思い、レビューします。

自動で負荷がかかる没入感は想像通り凄い

さて、負荷がかかるのを楽しみにインドアバイクを漕いでいたわけですが、こんな時に限って平坦が続くんですよね。
人生において滅多にない上り坂を待ち望んでいるという状況を楽しみつつ、遂に登りがやってきました。

きちんとペダルが重くなる!

画面の勾配とペダルの負荷増加の具合が心地よく、本当に坂を登っているような体験ができます。
凄い没入感です。これは買ってよかったと思っていた最中、ふと疑問が湧きました。

えっと、ギアを軽くするには・・・

そうです。激坂でMAXまで負荷が上がってアウタートップのようなペダルを回していましたが、そろそろ乳酸も限界。ギアを軽くしようと負荷調整ダイヤルを左に回します。

なんと、勾配に合わせて、再度負荷MAXに戻ってしまいます。
そうなんです。いわゆるロー側にギアを変えるというアクションが存在していないんです。

ピ・ピ・ピスト、ピストじゃねーかー!

ギアが変わらないということはピストに乗っているのと同じ。もし私が競輪のトレーニングをしているのであれば好都合かもしれませんが私のトレーニングの目的は200kmを快適に走ること。競輪で賞を取ることでもオリンピックを目指すことでもありません。
自転車ヲタクの私ですが、実は1速仕様の自転車はBMXを1台持っているだけで他の自転車は最低でも8枚のギアが後輪にくっついています。

まさか2台目の1速マシンが自動負荷調整機能付きの最新インドアバイクになろうとは思ってもいませんでした。
もちろん、隣にはCC3 PROが並んでいるので、目的によって乗り換えるということはできますが、なんか腑に落ちません。

勾配に合わせて負荷が変わるという事実に嘘はなく、実際にその機能は素晴らしいものです。そのため騙されたー!とまではなりませんが、勝手に搭載されていると思い込んでいた重要な機能が存在していませんでした。

そもそも、期待していた機能とは?

では、どんな仕様だったら腑に落ちていたのかを考えてみました。
そうすると不思議なことに気づきました。

勾配で自動的に負荷は上がるが手動でで負荷を下げたい

うーん、こうやって文字にしてみるとわかりやすいのですが、それって自動負荷調整いらなくね?ってことに限りなく近い状態です。
自動で上がってきた負荷を手動で下げる。これはまさにモグラ叩きです。そうなってくると勾配が上がってきたのが見えたら、ちょうどいいところまで自分で負荷を上げるという仕事と変わらないんじゃない?ということです。

まぁ確かにロジック的にはそうなんですが、実際の走行をシミュレートしてわざわざ手間をかけているわけなので、それを言ったらナンセンスなのですが、おそらく技術者的には無駄な機能とリアリティのバランスの中で、こんな仕様になったのかなと考えます。

それを踏まえてCC3 PROとS13はどっちがいいの?

その2択を聞かれるのであれば脚力によると思います。感覚的には34-18Tぐらいのギアで固定されているようなイメージです。私のような貧脚であればS13でちょうどいいかと思います。一方でレースに出場を目指しているようなレベルのトレーニングをしているのであればS13の負荷は足りないと思います。もちろん、それはZwiftと連動させることを前提とした場合で、MERACHアプリを使ってトレーニングするのであれば当然自動負荷の方がやっぱりオススメです。

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