アルミフレームのロードバイクをDIY全塗装にかかった金額

前回、自分史上一番良かったロードバイクのCANNONDALE CAAD8を再び手に入れたというお話をしましたが、少し古くてボロい状態だったのでフルレストアをしていきたいと思います。

フルレストアの第1弾は塗装です。

メンテナンスこそが、私のロードバイクの楽しみなので初めての塗装とはいえ一才手を抜きません。

スプレーガン塗装をやっていきたいと思います。

ちなみに、私の塗装歴はゼロに近く、過去に缶スプレーでオートバイのタンクを塗ったことがある程度です。

まずは、マスキングから。
BBのとヘッドチューブをマスキングします。
そしてボトルホルダーからは純正のボルトを外して適当なネジをぶち込んでおきます。
これはネジ穴をマスキングするためです。

続いては塗装の剥離。

使ったのは定番ナトコ スケルトンです。

購入したのは上記の1kgですがロードバイクのフレームで1/3ぐらい使いました。剥離だけで半日かかりました。ちなみにフォークはカーボンなので剥離剤は使っていません。

最初の想定では、まずはスケルトンで剥離して、落ちなかった部分をペーパーで落とすという工程を計画していたのですが、ちょっとペーパーで塗装を落とすのが効率悪すぎ。

剥離剤で落として水洗いして、塗装が残っていた部分は再度剥離剤をつけるというのを塗装がなくなるまで繰り返す方が効率がいいです。

そんなことを4回繰り返していると、塗装が完全に無くなりました。

スケルトンの説明にはアルミは腐食してしまう可能性があります的なことが書いてあったのですが、Cannondaleのアルミは大丈夫でした。

そして続いては足つけです。

スコッチブライトの320番相当で足つけです。

ひたすら擦ります。特にBB周りやリアブレーキまわりの入り組んだところは入念に擦ります。

このタイミングで剥離しなかったフォークにも足つけを行います。
そして軽く水洗いして、エアーで水分を飛ばして脱脂です。

脱脂はシリコンオフのペーパーを使いました。

この5枚入りを買っておけば、最後まで使えます。

そしていよいよガンを使った塗装に入ります。
まずは下地のプラサフから。使ったプラサフはこちら

私は他にも塗る想定で2kg購入しましたがロードバイク一台であれば500gで足りると思います。

プラサフを3回重ね塗りした後はペーパーをかけずに本塗りに行きました。
カラーはこちら。

これが1番少ない1kgのセットを買っても大幅に余ります。
結構厚めに塗ったつもりですが300gぐらいしか使ってないと思います。

そして乾燥させたらステッカーを貼りました。
本物かどうか怪しいですがAmazonで買ったこちらを貼りました。

朝から剥離を始めて、ここで日が暮れてしまったので、一晩経過させます。
そして翌日、クリア塗装です。

逆にクリアは想定していたよりもたくさん使いました。それでも1kgあれば全然余裕です。

これでおしまいです。初めてにしては大きな失敗もなく上手く塗れたのではないかと思います。唯一の失敗といえば、洗浄用のシンナーを用意しておかなかったことです。

Amazonで買えるPG80用の希釈用シンナーは高価です。
これをセットが余ったからといって、ガンの洗浄に使ってしまいました。

結果としてシンナー自体は600g使い切ってしまいました。
翌日ホームセンターを見てみると洗浄用のシンナーは1.6kgで798円。

しかしPG80用のシンナーは2kgで2175円。高価なシンナーを洗浄に使ってしまいました。塗料の希釈だけに使っておくべきでした。

あとはプラサフをガンに移す時に結構こぼしてしまってもったいなかったなと思います。
ノズルは絶対に用意しておいた方がいいです。

こういうやつ

結果、ここまでかかった金額としては12,738円(道具除く)

他に既に持っていたもののコストとしてはスプレーガン6,144円

コンプレッサーは39Lのものを使いましたが、エアー不足は感じませんでした。

全く道具を持っていなかったとしても4万円程度でロードバイクの全塗装は可能です。
おそらく業者に出しても同じぐらいの金額で全塗装が可能かと思います。

私は自分で塗装してみて良かったと思いますが、同じ金額なら業者に頼んだほうがいいと思う方も多いでしょう。

 

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